並木通り

先日、銀座の並木通りに無印良品の新店舗がオープンしたので寄ってみる。無印のTシャツは着心地が良いのでたまに違う店舗に立ち寄ることがあるが、この銀座新店舗は面白い。最近店舗を増やしているビオセボンもそうだが、こだわりの食材やスタイルをみるのはとても楽しい。また並木通りの街並みにもとても馴染んでいるようだ。サンモトヤマの創業者の茂登山氏が生前、これからも並木通りは日本一のストリートだと話されていたのが最近よくわかる。そういえばいきつけのバーもほとんどが並木通りである。

二八

暖かいから暑いという感じになってきた。季節の移り変わりはあっという間だ。常備している国産の二八蕎麦の乾麺を100g、たっぷりのお湯で茹でる。氷水で十分に洗って、創味のつゆを使って作った冷やしたつゆに入れ、その上にスライスしたすだちを並べる。すだち蕎麦の完成だ。食欲のない日のランチには最高の贅沢である。十割より二八がいいと思う。あくまでも個人的な嗜好だ。

コンシェルジュ

今のように快適にすごせるビジネスホテルが多くない頃、出張や旅行で全国の都市に行く時は、その街で一番良いホテルを予約してコンシェルジュデスクで予定をたててもらった。情報が今のようにないので、鮨屋やバーの情報を年配のホテルマンから丁寧に教えてもらったものである。もちろん店との癒着もあったが、普通は入れないような店を予約してもらえて今でも付き合いが続いている。残念なことに、最近はそんなコンシェルジュは少なくなった。客も使わないから彼らも勉強しない。最近は街で一番良いビジネスホテルを予約して、信頼おけるその街のバーのバーマンに聞くのが一番良い。良い鮨屋のカウンターに入ることができる。

季節

毎年、この時期に馴染みのふぐ屋の暖簾をくぐる。夕方早い時間の空気の澄んだカウンターで刺し身、唐揚げと瓶ビールを注文する。ひれ酒を注文するタイミングで、この時期だけの焼き白子をお願いする。てっちりを座敷でワイワイと食べるのももちろんいいが、こういう時間も楽しいものである。ひれ酒で体が温まる。春がやってきた。

光景

暖かくなってきた。フェアウエイを歩くと地面から春の息吹を感じるようになってきた。ここからツツジの頃までが一番いい。若い頃は厳寒の中、雪をかきわけラウンドしたものだが、もっとゆっくりしたゴルフになってきた。歳を重ねたということだろう。時間の余裕をもってゴルフ場に向かう。ストレッチとアプローチの練習だけでいい。ドライバーは230まっすぐ飛べばバックティでも特に問題はない。アプローチはリカバリーであり、パターは水物である。パー4の2打目、パー5の3打目に向かうシーンが一番好きだ。アイアンの角度、ライン、芝、風と様々な要素が合うとピンに絡んでいく。その光景を見るために門の守衛に挨拶をし、ジャケットを着て倶楽部ハウスの正面玄関の扉をあける。