瓢亭

瓢亭の朝粥が鶉粥に変わる頃、毎年紅葉シーズン最後の京都を訪れる。まず、権多呂か尾張屋で出汁を味わい、京都に来たことを実感する。美しい紅葉と正統の料理、レベルの高いバーを堪能し、次の日少し遅めに起きたら、鶉粥を食べに定宿からタクシーを飛ばして瓢亭に向かう。熱燗を頼み、ゆっくりと朝御飯を食べる。ついてくるちりめん山椒が美味い。贅肉な時間だ。長塚京三さん、大変お疲れ様でした。お陰で毎年秋になると遠足前のような高揚感でした。