ゼロハリバートン 

旅を伴にする相棒は常に昔からゼロハリバートンのスーツケースである。空港では椅子にもなるし、ホテルの部屋では貴重品入れになる。傷は沢山あるがいい思い出だ。ただ、すれ違う人たちを見ると最近はリモアの方が圧倒的に多い。軽さなのかファッションなのかはよくわからない。優雅だなと思うのは、ルイヴィトンのキャスターがついてない大きなスーツケースだ。初めから自分で運ぶことを想定していない。海外のホテルでたまに目にするが、こちらまで優雅な気持ちにさせてくれる。今、欲しいのは、グローブトロッターのスーツケースだ。これをもって空港を颯爽と歩いていた女性があまりにも美しかったからだ。男は単純なものである。