鴨だしそば

急に肌寒くなり、鴨が美味しい季節がやってきた。ひと冬で鴨を食べるシーンは外食を含めて数回あるが、蕎麦屋や焼き鳥屋で冷凍物を使っている場合はどうしても味が落ちる。美味しくない豆腐もそうだが、体が受け付けないような感覚になる。会食の場合はどうしようもないが、自分で店を決める時は決まった店を選ぶことになる。そんな話を友人にしていると、美味いカップ麺があるぞというので、ヤマダイというメーカーの鴨だしそばという商品を買ってみる。全く期待していなかったが、これが実に良くできている。自家製の釜飯とこの麺でこの冬は何回か朝御飯になりそうだ。

シャツ

シャツを買おうと大手紳士服チェーンをのぞいてみる。手頃な値段から選べるが、どうしても安価なものだと肌触りや着た感触がしっくりこないので、値段の高い物が置いてあるコーナーで選んでいると、少し年配のスタッフが近寄ってきたので、もう少し白いシャツはないかと尋ねる。そのスタッフは言ってる意味がわからないという感じで、白は白ですと答える。私の知っている限りでも白は10種類以上ある。素材やスタイルで白は色々な表情を見せてくれる。服が好きでないのに服屋のスタッフになってはいけない。好きでなくても、勉強すればもっと楽しいだろうになと思いながら、何も買わず店を出る。

フィッシュサンド

金曜日の夜、早い時間からゆっくりできたので、夏野菜の天ぷらを揚げる。そら豆はもうシーズン最後という感じだが、全部皮をむいて揚げ、塩で食べると濃厚な味でとても美味しい。これからはアスパラがよくなるので楽しみである。残った油で冷凍の魚フライを揚げる。それを土曜日の朝、硬めのパンに挟み、ガーリックマーガリンとタルタルソースをつけオーブントースターで焼く。天ぷらで余った野菜と魚介類で自家製パスタを作り、プレミアムモルツのエールビールと流行りのEPAワインと共に楽しむ。最近お気に入りの週末のブランチだ。

ロクシタン

シンガポールで定宿のリージェントのアメニティは昔からロクシタンである。空港からタクシーを飛ばして到着し、ホテルのスタッフからウェルカムバックサーと声をかけられ、部屋に入ると、独特の香りが歓迎してくれる。帰ってきた、そう思える瞬間だ。最近、夏になると、セドラの香りを使うようになった。清々しい香りで、特に女性に評判がいい。もちろん恋愛関係になるわけではないが、褒められると悪い気はしないものである。

二八

暖かいから暑いという感じになってきた。季節の移り変わりはあっという間だ。常備している国産の二八蕎麦の乾麺を100g、たっぷりのお湯で茹でる。氷水で十分に洗って、創味のつゆを使って作った冷やしたつゆに入れ、その上にスライスしたすだちを並べる。すだち蕎麦の完成だ。食欲のない日のランチには最高の贅沢である。十割より二八がいいと思う。あくまでも個人的な嗜好だ。